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さとたん通信2号より抜粋 長坂緑地に生息するカエル3種類の紹介 (画像を参照) 2024年度が始まり、田植え準備・里芋の植え付けなどの活動が続く中、 カエルの鳴き声が春の里山を感じさせてくれ、活動にパワーをくれる。 今回は、長坂緑地で見られる3種類のカエルを紹介する。 まだ肌寒い2月に真っ先に産卵するのが、ヤマアカガエル。寒天質の卵 塊(らんかい)の中には、黒い卵が千個以上ある。2週間ほどでオタマジャ クシになり、足が生えて陸に上がるまで3ヶ月ほどかかり、産卵できるよう になるのは、その2年後。山の中に生息して田んぼに産卵するため、里山 の環境でしか生きられないカエルだ。 田んぼや樹林地の奥に水たまりを12月~1月頃に造っておくと、4月にア ズマヒキガエルが産卵にやってくる。きれいな水のある水たまりや池に長 い紐状(ひもじょう)の卵塊を産卵する。オタマジャクシは、黒色で他の種 と比べて小さいのが特徴である。 4月になり田んぼに水が入ると、盛んに鳴いているのがシュレーゲルアオ ガエル。4月27日の田んぼの作業中、土の中や土手の穴の中など4ヶ所に 黄色い卵の入った白い卵塊を見つけた。孵化(ふか)している卵塊もあり、 水が入る時期を予測して産卵しているようだ。卵塊は乾燥を防ぎつつ水に 浮き、雨が降るのを待っている。 親子田んぼでは、ヤマアカガエルが減ってシュレーゲルアオガエルやアズ マヒキガエルの産卵が増えてきた。今年は上の新しいため池や田んぼの周 辺でヤマアカガエルが大発生している。 |
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